薄毛に悩める男性諸君にとって朗報となるかもしれない。千葉県・銚子鉄道は2015年12月、駅の愛称のネーミングライツ(命名権)を売り出し、一部の駅でホームの看板名などを変更したが、その中でもユニークな名前で有名だった笠上黒生駅の愛称「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」の使用期間が1年間、延長されると決まった。
17年1月には「黒髪祈願」「発毛祈願」の駅名看板が設置される
ヘアケア商品のメソケアプラスは2015年12月、銚子鉄道の駅名ネーミングライツ販売事業に応募し、「笠上黒生」駅の命名権を購入した。正式名は変わらず、駅舎やホームの看板、時刻表などに、「髪毛黒生(かみのけくろはえ)」駅という愛称が追加された。そのユニークな名前には注目が集まり、地上波のテレビ番組や国内の新聞各紙、鉄道専門雑誌、英字紙の「The Japan Times」などで取り上げられた。実際に「髪毛黒生」駅へ足を運び、駅名看板の前で手を合わせる人が現れるほど、薄毛に悩む人に人気のスポットとなっていた。
当初の予定では愛称の使用期間は1年間に限定しており、2016年12月1日までとなるはずだったが、メソケアプラスはあと1年間の延長使用を決定した。それを記念する目的で2017年1月の1カ月間、初詣の乗客に向けた「黒髪祈願」「発毛祈願」の看板を設置するという。