普通の洗剤じゃ解消しない「鏡の曇り」解決策は?
洗面台や浴室の鏡には絶えず水がかかっては乾く。すると水滴の残りや石鹸カス、皮脂は化学変化によって金属イオン化合物となり、鏡をまだら状に浅く浸食する。
■頑固な鏡のウロコ状汚れを落とす、魔法のアイテム
通常の洗剤で解決しないとなると研磨スポンジを使うほかない。注意すべきは製品選びだ。チープな商品を使うとかえって傷をつけるケースもあり、安物買いの銭失いとなりかねない。賃貸の部屋だったら弁償の対象となる可能性すらある。「鏡のウロコ取り ダイヤモンド」(498円)は、人工ダイヤモンドを使用した最硬質の商品。プロ仕様として通用するレベルで、水で洗い流せば繰り返し使える。
記者の自宅にある洗面所で本商品を使ってみたところ、鏡に吸い付くような感覚にまず驚いた。あまり力を入れることなく、10cmくらいずつ上から下にゆっくり磨いていくと――、ひどいウロコ模様の汚れが一発で除去された。あきらめていたのに!
疑問に思ったのは、そもそもなぜ人工ダイヤモンドを使うのか?という点だ。この点についてDCMの広報担当者は次のように説明する。
「頑固なウロコ状痕(あと)を落とすには硬質の研磨材が必要となります。『鏡のウロコ取り ダイヤモンド』は人工ダイヤモンドを小さく細かく配合しているため、ごく小さな傷が入りますが目立ちにくいという認識です。本商品の人工ダイヤモンドの量は、計算上0.006~0.007g。使用によって鏡の強度が劣化することはありません」
■スポンジだけでダメならプロ仕様の研磨液で解決
「鏡のウロコ取り ダイヤモンド」で取れない頑固な汚れは、プロの作った強力研磨液が50ml入った「強力鏡のウロコ取り」(798円)でとれる。鏡の表面の水気をふき取り、研磨素材が含まれていない柔らかなスポンジやタオルにしみこませて軽く擦るだけ。酸の力で取ってくれる。プロの技が手軽に使えると、購入者からの評価は高いそうだ。
■仕上げはコーティング。見違える美しさに!
以上の作業が終わったら、「塗りやすい鏡のくもり止め」(798円)で仕上げに移ろう。角度がついたボトルで塗りやすく、作業もスムーズ。50×50(cm)の鏡に対して約40回塗ることができ、1回の仕様でおよそ1週間効果が持続する。