健康のカギは善玉菌の酵素
日本人のがんによる死者は年々増え、昨年(2015年)は37万人を超えた。女性のトップは大腸がんで、男性も3位だ。がんばかりではなく、アレルギー、アトピー、骨粗鬆症、肥満、動脈硬化、認知症など数多くの病気が腸と関係している。
『「腸内酵素力」で、ボケもがんも寄りつかない』(著・高畑宗明、講談社、907円)によれば、原因は腸内環境が悪化したためだ。健康のカギは、善玉菌が作り出す酵素の力。だが、間違った情報が蔓延していると具体的に指摘するとともに、善玉菌の正しい増やし方を紹介する。
著者はアメリカで権威ある専門家が選ぶ「ベスト・オブ・サプリメント・アワード」を2008年から6回受賞。腸内細菌の研究をしながら健康な腸づくりを支える活動をしている。