「ONE PIECE」熊本復興プロジェクト、第2弾は益城町 返礼品の内容は?

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   2016年4月に発生した熊本地震から間もなく8か月になろうとしているが、被害の大きかった地域は復興とはほど遠い状態に置かれている。そんな熊本を応援しようと立ち上がったのが、人気コミック「ONE PIECE」の作者で漫画家の尾田栄一郎さんだ。

   尾田さんは県内の各自治体と協力して「『ONE PIECE』熊本復興プロジェクト」を行っている。11月1日、その第1弾として熊本市と一緒に「復興城主制度」を開始したところ、市の発表によれば13日間で約1億6260万円の募金が集まった。

   プロジェクト第2弾が12月1日にスタートした。熊本市の東隣に位置する益城町(ましきまち)に1万円以上のふるさと納税をすると、尾田さん描きおろしのイラストを使用したお宝アイテムが返礼品として贈られる。

   返礼品は以下の2種類。17年3月31日までに入金した人は、以下のA・Bから好きな方を選べる。複数回の申込みも可能。ただし数に限りがあるので希望者はお早めに。

【Aコース】ブランケット(2000枚)
【Bコース】エコバッグ、手ぬぐい、クリアファイルのセット(3000セット)

   寄付はふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」からが便利。詳細は町のWEBサイトの益城町ふるさと納税ページまで。

  • 熊本県益城町ふるさと納税「ONE PIECE返礼品」Bコース
    熊本県益城町ふるさと納税「ONE PIECE返礼品」Bコース
  • 熊本県益城町ふるさと納税「ONE PIECE返礼品」Aコース
    熊本県益城町ふるさと納税「ONE PIECE返礼品」Aコース
  • 熊本県益城町ふるさと納税「ONE PIECE返礼品」Bコース
  • 熊本県益城町ふるさと納税「ONE PIECE返礼品」Aコース

熊本市のベッドタウンとして発展してきた益城町

   益城町の人口はおよそ3万2000人。町土の約4割が農地で、全就業者の約4割が熊本市へ通勤する。阿蘇くまもと空港、九州自動車道・益城熊本空港インターチェンジ、美容クリーム「ドモホルンリンクル」で有名な再春館製薬所の本社があり、1970年から2005年まで人口増が続いた。

   熊本市のベッドタウンとして都市と自然が調和した居住環境の整備促進を進めてきたが、16年9月20日に発表された基準地価によると、町の住宅地下落幅はマイナス9.8%と全国最大となってしまった。

   一方で復興に向けた動きも見られ、町の復興計画の策定にあたり地元の若者同士が意見交換するワークショップ「益城町未来トーーク」が10月8日に開催された。第2回は「益城町もうちょっトーーク~未来トーーク延長戦~」と題して、12月18日に開かれる予定だ。

   今回の「『ONE PIECE』熊本復興プロジェクト」実施にあたり、益城町は次のコメントを発表している。

「これから復旧に加え復興に向けて動き出す益城町ですが、震災によって大幅な自主財源の減少は避けられません。こうしたなかでいただいた寄附金は、復興のための大変貴重な財源となります。寄附金に込められた想いにお応えし、町民一丸となって益城町を強い町に甦らせることができるよう、いただいた寄附金は様々な事業に活用してまいります」
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