フィリップ モリス ジャパン、「男女間賃金格差のない企業」日本初の認証

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D&Iマネージャー「無意識の偏見を排除するためのトレーニングを実施」

   その後、PMJのダイバーシティ&インクルージョンマネージャーの岡本佐知子氏が、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みや「Equal Salary Certification」取得の意義について説明した。

   岡本氏によると、PMJの本社部門の女性比率は38%だが、営業現場部門では6%に留まっていた。だが2016年、同社はダイバーシティ&インクルージョン担当部署を設置し、採用の女性比率の向上に注力した。ウェブ採用広報の宣伝に力を入れたり、現役の女性社員と話せるセミナーを開催したりした結果、営業社員の新規採用における女性比率は2%から20%強へ上がったという。

   厚生労働省の「2015年賃金構造基本統計調査」によると、日本では男性の賃金を100とすると、女性は72.2。88.0のスウェーデン、84.9のフランス、82.5のアメリカなどと比べ、男女の賃金格差は依然として大きい。

   主な要因は「勤続年数」や「管理職比率」の差といわれており、「年齢」「学歴」「労働時間」「企業規模」なども挙げられる。だがそれらが同等となっても「説明のつかないギャップがある」と、岡本氏は言う。

「人事制度の運用における意識的・無意識的な偏見が関わっているのではないかと考えられています。当社では、無意識の偏見を排除するためのトレーニングを全社員に実施しております」

と語っていた。

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