自宅内カメラ「Welcome」も
製品説明会では、世界初の顔認識セキュリティカメラ「Welcome」も設置されていた。これは自宅内の据え置き型カメラで、人の顔と名前を結び付けて持ち主のスマートフォンに名前を送信する。見知らぬ顔を検知した時も通知するので、誰が家に出入りしたか、確実に把握できるのだ。
これも「Presense」同様、カメラが対象を認識している間の映像は録画されて持ち主に届けられる。録画内容はカメラのSDカードに保存されるため、プライバシーは担保される。子どもに家の留守番を任せたい人や、「実家の両親が心配だ」という人は、これを使えば安心できるかもしれない。
矢野経済研究所によると、2015年のIP(ネットワーク)カメラの国内市場規模は、メーカー出荷台数ベースで前年比12.7%増の78万台だった。今後も14%以上の成長率を予測しており、2018、19年には東京五輪・パラリンピックの需要増でさらに成長するとみられている。