ソーダストリーム「冬の時期の炭酸水は効果的」 「かくれ脱水」や忘年会「アルコール」対策に

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   炭酸水ブランドのソーダストリームは2016年11月14日、都内で「Soda Stream ラウンドテーブル」を開催し、炭酸を研究する国際医療福祉大学大学院の前田眞治教授が炭酸水の特性や性質について「冬の時期に炭酸水を飲む効果は抜群です」と説明した。

   冷えた炭酸水にフルーツを漬け込み、「シュワシュワ」の食感を楽しむ。そんな夏はいつの間にか終わってしまい、吐く息も白くなる冬の季節が到来したが、前田教授は「炭酸水は冬だって負けていられません!」と主張する。

  • ソーダストリームの最新商品「ソース パワー」(2016年11月14日撮影)
    ソーダストリームの最新商品「ソース パワー」(2016年11月14日撮影)
  • 会場の様子。前田眞治教授が講演している。
    会場の様子。前田眞治教授が講演している。
  • ソーダストリームの最新商品「ソース パワー」(2016年11月14日撮影)
  • 会場の様子。前田眞治教授が講演している。

炭酸水がおでんの旨味を増す

   前田教授は冬に恋しくなる料理のおでんを例に出し、炭酸水の効能を解説した。大根の中に浸み込んだ炭酸は熱で気泡と化し、中を押し広げて、大根は柔らかくなり、すき間にだしが入りやすくなると言う。おいしさの科学研究所は水道水と炭酸水それぞれでおでんのだしを取り、2つを「苦味雑味」「渋味刺激」「旨味」「塩味」「苦味」「渋味」「旨味コク」で比較した。その結果、水道水だしを±0とすると、炭酸水だしは苦味雑味「-0.04」、渋味刺激「-0.83」、旨味「1.08」、塩味「0.85」、苦味「0.45」、渋味「-0.17」、旨味コク「0.42」だった。渋味刺激は少なくなったが、旨味と塩味などは格段に増したと分かる。

   前田教授は続いて、「冬の『かくれ脱水』には炭酸水がおすすめです」と話した。たくさん汗をかく夏と違い、冬は無意識のうちに体の水分が皮膚や呼気から失われている。この「かくれ脱水」を放っておくと、血液が濃縮して血のかたまりとなり、脳梗塞や心筋梗塞の原因となるおそれがある。前田教授は「水分は胃での吸収はほとんどなく小腸で70%、大腸で30%され、炭酸水は胃と腸の運動を活発にし、小腸にいち早く効率的に水分を送り込むことができる」と述べた。

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