サッカー岡ちゃんVS羽生3冠、勝負の真髄を語り合う
日本サッカーを世界のベスト16まで導いた岡ちゃんこと・岡田武史氏と、プロ棋士界の稀代の天才、羽生善治3冠の熱論をまとめた『勝負哲学』(著・岡田武史、羽生善治、サンマーク出版、1620円)。
身を斬り、骨を削るような厳しさにさらされながら、勝負の綾や不条理、怖さを知り尽くしてもなお勝負に挑みつづける勝負師たち。サッカーと将棋、それぞれの戦いにおける、勝負どころでの集中力の高め方、そしてメンタルの鍛え方などを熱く語り合う。
「勝負勘を研ぎ澄ます(論理を超えるもの・勝負どころを読む力・全体を客観視できる広い目をもて)」、「何が勝者と敗者を分けるのか(打たれ強さを養う・勝てる人間を育てる)」、「理想の勝利を追い求めて(集中力の深度を増す・闘争心を制御せよ・戦いに美学を求める)」の全3章。名場面の舞台裏もたっぷり語り合っている。