ホビーメーカーの壽屋(東京都立川市)は2016年12月、1980年代に「週刊少年ジャンプ」にて連載されたハードボイルドアクション漫画で、アニメも大ヒットした「北斗の拳」をモチーフにしたネクタイ全5柄を発売する。タイ幅は75mmで、価格は各8000円(税抜)。
ウケ狙いならペイズリー柄か総柄か
いずれの柄も普通のネクタイにはないインパクトがあるなかで、「ザコ 総柄」はとくに強烈だ。表面がザコ(雑魚)キャラで埋め尽くされている。核戦争後の弱肉小食世界における強者として悪の限りを尽くすザコたち。しかし登場後すぐに主人公ケンシロウの北斗神拳によって爆死してしまう。見るからに不快な存在ながら、哀れな運命が待っているかと想像すると、ほんの少しだけ愛しさがわいてくるかも!?
ネタ系という観点では「ペイズリー柄」もいい勝負だ。大剣と呼ばれる部分にズバリ「北斗の拳」と書いてある。そしてペイズリーの中にあしらわれているのは北斗3兄弟。オシャレで品のある柄として用いられるペイズリーなのに、このネクタイはその斜め上を行っている。
もうちょっと落ち着いた雰囲気の柄が好みという人には、「ラオウ 小紋柄」をお勧めしたい。黒王号にまたがった世紀末覇者拳王ラオウが全体にあしらわれている。生地の色は落ち着いた紺で、ラオウと黒王号のシルエットは気品すら漂う。
ストライプに小紋を配したロイヤルクレストは「拳王軍」と「ジャギ」の2種類。「拳王軍」は、緑と紺のシックなデザインに軍団のマークが描かれている。赤地の「ジャギ」は、物語の中で最も卑劣なキャラであるジャギのヘルメット姿が細かい模様として入っている。相対する人がディープな北斗の拳マニアなら、「渋いセンスしているねぇ~」とツッコミを入れてくれるかもしれない。