ホンダとヤマハ発動機の提携(関連記事)や、125ccバイクの規制緩和(関連記事)など、最近何かと話題のバイク業界だが、バイクに関する意外な調査結果がヤマハ発動機より発表された。
各種メディアでテンプレート化している「若者の○○離れ」。バイクにおいても例外ではないが、調査結果によると、二輪免許非保有者でバイクに対して憧れを持っている人は34.6%だったが、20代では各世代トップの43.3%と、意外にも若年層のバイクへのあこがれは低くないことが分かった。
「断念バイカー」は5割弱も
「免許を持っているけどバイクに乗れていない」「免許が無いけどバイクに乗ってみたい」と考える『断念バイカー』(バイクに乗りたいと思っているが、様々な理由で断念している人)は47.3%存在した。特に二輪免許非保有者では、20代の意向が一番強く、男女ともに4割を超えていた。また、過去に二輪車を保有した経験がある人に限定すると、再びバイクに乗ってみたいと考える人は7割以上という結果だった。
それでは、なぜバイクへの憧れはあるものの躊躇してしまうのか。『断念バイカー』に陥ってしまう層には「不安先行型」「夢より現実型」「ファミリーアウェイ型」の3つのタイプがあるようだ。
「不安先行型」は、「事故が怖い」や「自分には合わなそう」、「運転が難しそう」といったバイク運転への不安が強いタイプ。
「夢より現実型」は、「購入費が高い・かかる」「維持費が高い・かかる」といった金銭面での懸念が強いタイプ。
「ファミリーアウェイ型」は、特に免許保有者で3歳以下の子供がいる場合が当てはまり、3割以上が家族の反対を受けて断念しているようだ。