キャンディやのど飴(あめ)、グミを製造販売するUHA味覚糖(大阪市中央区)は2016年11月4日、グミ「コロロ」のCMキャラクターにヤンキー系ロックバンド「氣志團」を起用すると発表した。11月5日から全国でテレビCMをオンエアする。
痛みを押して踊り切ったメンバーがいた
果汁などをゼラチンで固めたグミは、その可愛らしい形や色、甘い味から、女性に人気の菓子というイメージが強い。強面5人組の氣志團はどう考えても真逆の風貌だ。彼らが「コロロ」のイメージキャラクターに起用された背景には「競合グミ商品とはまったく異なるユニークな商品特長を知っていただきたい」という思いが込められているという。
テレビCM「八百屋」篇のストーリーは次の通り。とある八百屋で女性がフルーツを注文したその瞬間、間髪入れず氣志團のメンバーが現れ、フルーツの代わりに「コロロ」を猛プッシュ。女性にひとくち食べてもらうと「コロロ」の「まるで果実のような新食感」に衝撃を受け、思わずうっとりしてしまう――。
本CMの見どころは「コロロ」を猛プッシュするシーン。キレのある「コロロコール」と「コロロダンス」を見た視聴者は、目が釘付けになるに違いない。ポンポンの代わりに「コロロ」を手にして笑顔で踊るメンバーたちの姿はどこかコミカルだ。
微笑ましいこのシーンに、あるエピソードが秘められている。いよいよ撮影前日というタイミングで、四十肩のためコロロダンスを踊ると肩に激痛がはしる氣志團メンバーがいたのだ。急遽、肩への負担が少ないコロロダンスにアレンジし撮影を敢行。結果的には、アレンジしたコロロダンスの方がよりダイナミックなダンスになり、コロロコールと相まってキレのあるCMとなったそうだ。
「八百屋」篇のほか、飲み屋が舞台の「居酒屋」篇もある。
YouTubeでも同じ映像が視聴できる。氣志團の意外な素顔も収録したメイキングも公開しているので、ぜひチェックしてほしい。
コロロは全国のスーパー、コンビ二、ドラッグストアなどの小売店で発売中。フレーバーはグレープとマスカットの2種類、内容量は40g。価格はオープンプライス。