「ゴジラ」、特撮ファンならずともほしくなる怪獣映画の代名詞の記録

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   11月3日といえば文化の日だが、実は1954(昭和29)年に初公開された映画「ゴジラ」の第1作目の公開日であった。日本のみならず、アメリカでも製作され、今も多くのファンを魅了してやまない作品だ。現在公開中の最新作「シン・ゴジラ」もロングラン上映中。長きにわたり人々の心を惹きつける「ゴジラ」について熱く語る3冊をご紹介しよう。

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元祖「ゴジラだった男」のスーツアクター魂

『怪獣人生 ~元祖ゴジラ俳優・中島春雄』(著・中島春雄、洋泉社)
『怪獣人生 ~元祖ゴジラ俳優・中島春雄』(著・中島春雄、洋泉社)

   特撮の神様・円谷英二が最も信頼していたといわれる役者・中島春雄氏の自伝『怪獣人生 ~元祖ゴジラ俳優・中島春雄』(著・中島春雄、洋泉社、3132円)。ゴジラの初代スーツアクターとして、ラドン、マタンゴ、ゴメス、ネロンガをはじめ、その後の怪獣演技の基礎を作った中島春雄氏の人生を、未発表を含む約250点の貴重な写真でみせる。

   「円谷英二との出会い、『ゴジラ』(1954年)~前例のない着ぐるみ役者という仕事~」「ゴジラシリーズ ~『ゴジラの逆襲』から『ゴジラ対ガイガン』まで。円谷英二から立ちまわりを任され、12作のゴジラでその基礎を作り上げた~」「テレビでの怪獣 ~ゴメス、パゴス、ネロンガ、ユートム......ウルトラシリーズで見せた、映画とは違うテレビ怪獣の演技~」「円谷英二の死・引退 ~円谷英二の死と、怪獣役者の引退。東宝の一斉解雇。そして今~」など全7章に、スーツアクターの苦労や貴重な体験が綴られている。

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