エイシンヒカリを推す2紙の理由
日刊スポーツの本命は◎は、「1枠1番の絶好枠を引いた」エイシンヒカリ。13戦10勝の安定感で、「崩れるとすれば、昨年(2番人気で9着)のように他馬に内をすくわれてハナ(先頭)を切れなかった場合」だが、それも1枠1番であれば杞憂に終わる可能性が高いと読む。「状態面も文句なし」で、「この馬は休み明け4戦4勝。ぶっつけ本番こそ、本領を発揮できる」とみている。
快速馬エイシンヒカリが「勝てる」と断言するのが、デイリースポーツ。「最大の魅力は、ハナに立ちさえすればどんな展開になっても対応できるところ」で、逃げれば勝てる。レース後は香港カップを最後に引退が決まっており、国内ラストランで待望の国内GI制覇を決める。騎乗する武豊騎手は、天皇賞・春が7勝、秋5勝の「盾男」の異名をとる。その手腕にも大きな期待を寄せる。
日刊スポーツ、デイリースポーツともに、対抗○にはモーリスを推した。
▲や△☆の印がズラリと並んだのが、アンビシャスとステファノス。いずれも前哨戦の毎日王冠からの出走で、前者はルージュバックの2着、後者は5着だったが、着差はわずかで、叩いた上積みを見込んでいる。
昨年の覇者ラブリーデイにも△の票が集まる。東京競馬場の2000メートルは外枠からの発走が不利とされるが、その一番外枠に入ってしまった。2016年は掲示板(5着以内)を確保するレースが続いているが実力馬で、見限れない。
前走の安田記念で人気を裏切った(2番人気、11着)リアルスティールもGI馬。また、その安田記念でGI2勝目を挙げたロゴタイプ、昨年のダービー3着で、弥生賞や京都記念(いずれもGII)を勝っているサトノクラウンに印がまわっている。