NTTドコモは2016年10月19日、2016-2017冬春新商品モデルとして「AQUOSケータイ SH-01J」(シャープ製)と「P-smartケータイ P-01J」(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)を発表した。
いわゆるiモードケータイはLinux/SymbianOSが採用されていたが、今回の2機種はAndroid5.1をベースに開発された。そのためISP(インターネット接続サービス)はiモードではなく、スマートフォンと同じspモードとなる。高音質通話サービス「VoLTE」(ボルテ)をはじめ、高速通信のLTE、通信費を節約できるWi-Fi、GPS、LINEにそれぞれ対応する。Google Playやデザリングは利用できない。
「SH-01J」は10月21日から、「P-01J」は11月上旬からそれぞれ販売する。
カメラ機能は「SH-01J」に軍配
「SH-01J」は、15年6月に発売されたAndroidケータイ「SH-06G」の後継機だ。サイズは高さ約113×幅約51×厚さ約16.7(mm)、重量が約132g。バッテリー容量は1410mAhから1800mAhに増えた。静止時における連続待受時間はLTEが約610時間、3Gが約700時間。連続通話時間はLTEが約440分、3Gが約620分。
メインディスプレイは約3.4インチのQHD液晶(960×540ドット)、サブディスプレイは約0.9インチの有機ELとなっている。メインディスプレイの液晶は高精細が売りで、文字のエッジが目立たず、小さな文字も見やすい。
携帯電話のメインターゲット層である高齢者の中には、加齢の影響で聴力が衰えている人もいる。そこで本機種は、音圧レベルが1.5倍(シャープ従来機比較)の「でかレシーバー」を搭載した。これにより相手の声が小さくてもしっかり聞こえる。
アウトカメラの有効画素数は約800万画素。高画素カメラと逆光シーンに役立つHDRで、黒つぶれや白とびを抑えたきれいな写真が撮影できる。一方の「P-01J」は有効画素数が約500万画素。カメラ機能だけみれば「SH-01J」に軍配が上がる。なお両機種ともインカメラは搭載していない。
カラーバリエーションはGold、Blue Black、Pinkの3色展開。ドコモオンラインショップの販売価格は、一括払いでは3万3696円。「月々サポート」による割引後の実質負担金が新規/MNPでは0円、機種変更では1万9440円(税込、以下同)となる。