東京五輪マツコいちおし カヌーの星・羽根田卓也、4年後の「金」目指し激流に挑む

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「注目されなさすぎ」に不満な「友人」が怒りの投稿

   羽根田選手のメダル獲得の可能性が高まり、同選手の周囲では期待度マックスに盛り上がっても、それ以上にはなかなか広がらない。それに業を煮やした(?)関係者がなんとかしようと及んだ手段が、マツコさんと有吉弘行さんが出演するテレビ朝日系のトークバラエティー番組「マツコ&有吉の怒り新党」へのメール投稿だった。「メダルをとれる羽根田選手がとりあげられないことに怒りを感じる」という内容。番組では映像を使って羽根田選手を紹介。マツコさんはそれを見て「カワイイ」と歓声をあげ、同選手の名前から「ハネタク」と呼んで親しみを込めた。この命名に「キャッチ―で、ありがたい感じ」と笑った。

   メールの送り主は羽根田選手の友人を名乗っていたが、同選手によると実際は「兄の先輩」だったという。

   番組放送(6月29日)から約40日後、大会第4日の8月9日(現地時間)、羽根田選手は銅メダルを獲得。日本カヌー界初の快挙でもあり「ハネタク」の愛称が瞬く間に拡散。パレードでも沿道に集まった人たちから「そう呼ばれた」とはにかんだ。

   リオ五輪前後での変化を問うと、まっさきに「自分に対する認知度」をあげた。街でサインを求められることもしばしば。五輪前は「なかった」という。「みなさん、羽根田さんですよね、と礼儀正しく声をかけてくれる」

   大会を終えて帰国してから「怒り新党」にゲストに招かれるなど、バラエティー番組にも出演。五輪前には経験がなかったタレント活動だが「楽しい」と笑った。

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