一般参加型の文化プログラムも複数予定
今回のフォーラムは日本政府リードのセッションを動画サイトで生中継する官民ワークショップや、参加者を一般公募で募ったプログラムなど、一般の人に向けた企画も用意している。フォーラムを共催する京都市の職員の酒井さんは、京都の世界遺産・二条城で催される文化イベントがおすすめプログラムだと伝え、
「二条城で、国宝・二の丸御殿を舞台に寛永期の第三代将軍徳川家光による後水尾天皇の饗応を再現したイベントを実施します。二の丸御殿をこのような文化イベントで活用するのは初めての試みです。特別名勝・二の丸庭園のライトアップもあるので、ぜひ多くの人に見ていただきたいです」
とPRした。
最後に準備室を束ねる文科省の常盤木祐一さんは、
「このフォーラムは全く新しい試みなので、文科省や役所で経験を積んだ人だけが集まって準備室を作ってもいいフォーラムができる訳ではありません。新しいものを作るためには、さまざまな領域から集まった異なる考えを持つ人たちによるアイデアが必要だと分かっていたので、一つ一つの意見が貴重でした」
と準備の過程振り返った。フォーラムを通じて、今後日本は世界に向けてどんなメッセージを発信することができるのか。様々な領域がクロスした全く新しい挑戦への期待が高まる。