トヨタ、対話型ロボット「KIROBO mini」を全国発売 10月のCEATECでデモ展示

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   トヨタ自動車は2016年10月3日、「コミュニケーションパートナー」と同社が呼ぶ小型ロボット「KIROBO mini(キロボ ミニ)」を全国のトヨタ車両販売店を通じて2017年に発売すると発表した。

   全国発売に先立ち、今冬に東京都と愛知県の一部で先行販売し、WEBによる事前予約の受け付けを行う予定だ。本体価格は3万9800円(税抜)。

  • KIROBO miniは手のひらに収まる大きさ
    KIROBO miniは手のひらに収まる大きさ
  • (写真左から)トヨタ自動車・MS製品企画部の片岡史憲主査、吉田守孝専務役員
    (写真左から)トヨタ自動車・MS製品企画部の片岡史憲主査、吉田守孝専務役員
  • 収納袋のように見えるのは、充電などを行うクレードル
    収納袋のように見えるのは、充電などを行うクレードル
  • KIROBO miniの特徴は主に6つ
    KIROBO miniの特徴は主に6つ
  • 話している相手の方を向く習性がある
    話している相手の方を向く習性がある
  • KIROBO miniは手のひらに収まる大きさ
  • (写真左から)トヨタ自動車・MS製品企画部の片岡史憲主査、吉田守孝専務役員
  • 収納袋のように見えるのは、充電などを行うクレードル
  • KIROBO miniの特徴は主に6つ
  • 話している相手の方を向く習性がある

高度な学習機能は5歳児くらい

   人類初のロボット宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」のミニバージョンとして、「KIROBO mini」は開発された。サイズは大人の手のひらに収まるほど。座高が約10cm、重量が約180g。昨年開催の第44回東京モーターショー2015で初お披露目された。

   9月27日に東京都内で説明会が開かれた。同社専務役員の吉田守孝さんによれば、「コミュニケーションに大事な優しさ、思いやりの心といった情緒的な価値に重きを置いた存在」という。

   顔と手が動き、胸のトヨタマークと瞳が反応時に光る。ただし足は動かず、座った状態が基本姿勢。

   一緒に暮らし始めたときは未完成の状態。人間でいえば5歳児くらいのイメージだろうか。コミュニケーションを通じて人間のように成長する。人の表情や仕草に反応し、じっと見つめる。雑談レベルの何気ない問いかけにも応じる。話しかけた言葉や好き嫌い、場所を覚え、「そういえばここ、先月来たことあるよね」といった具合に所有者と思い出を共有。車連携機能も備え、一緒にドライブしたときは運転手に注意を促す。家にいるときは、雰囲気を察して励ましたり、誉めてくれたり。まるで大切な家族がそばにいるかのよう。

   核家族や一人暮らしの世帯が増えている日本社会。コミュニケーションロスな人にとって、かけがいのない存在になるかもしれない。

   ロボット本体はスマホアプリ、さらにトヨタスマートセンターのサーバとつながることで機能する。システム利用料金は月額300円。

   どのように動作するのか気になる人は、10月4日~7日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される映像・情報・通信の国際展示会「CEATEC JAPAN 2016(シーテックジャパン2016)」に出かけてみては。トヨタ自動車ブースで「KIROBO mini」と会える。詳細はCEATEC公式サイトまで。

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