明確な事業継承計画のある企業は1割程度
次世代に事業を継承するプランを具体的に定めた中小企業はそう多くない。本レポートでも「明確な計画がある」と答えたのは12%しかなかった。最も多かったのは「計画はないが、今後考えていく予定」で38%。以下、「計画はあるが、詳細は今後詰める予定」が34%、「計画もなく、今は考える予定はない」が15%と続く。
事業継承に向けた課題については、「次の経営陣になる人材の教育」(57%)、「次の経営陣になる人材の確保」(55%)、「現役の高齢化」(39%)、「経営理念の継承」(32%)、「組織変更」(29%)がトップ5だった。
「規模の小さい会社ほど人材が少ない/いない」「そもそも経営を教えることは難しい」と、次の経営陣となるための人材の確保や教育そのものに難しさのあることや、オーナー企業や天下りで後継者が決まっているケースもあり、継承を計画化すること自体がまだ一般的ではないようだ。
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