過半数が「海外展開を模索」
中堅企業にとってグローバル経済や中国経済の動向がビジネスに影響を与える度合いについて、ほぼ半数が「インパクトがある」と答えた。
海外取引の有無を尋ねたところ、現在少しでも取引があると答えた企業は45%に達する。海外取引国・地域については「ASEAN」が46%とトップ。以下、「中国」が45%、「東アジア」が36%、「南北アメリカ」が22%、「欧州」が14%と続く。「現在はないが、将来には予定がある」は11%。国内市場が縮小する中、好機があれば海外展開の可能性を模索したい企業は少なくないことがうかがえる。
「国内だけでは需要が少なく、もう限界。中国には今は怖くて出られないが、チャンスがあったらすぐに展開したい」(商社)
「東南アジアに目を向ければ大きなビジネスがあるのではないかと思っている。今はまだトライアルで、商社を介在させて輸入しているが、有望な市場になれば駐在員を置く」(製造業)