医者に診てもらう前に自己診察
文章や校正のプロたちは、より的確な言葉やピタッとくる表現を探すために逆引き辞典を活用している。『痛いところから分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』(著・井尻慎一郎、創元社、1836円)は、それと似たように、痛みのある場所から原因や病因をピタリと診断する今までにないユニークな逆引き事典だ。
豊富なイラストで解説してくれるので、医者に診てもらう前に自己診察ができ、医者との対話もスムーズに進む。整形外科を開業後、14年余で3万6千人以上を診察した経験から編み出した。
内容は、総論「全身に起こりうる病気」「上位に病変がり下位に症状が出る病気」「ケガ(外傷)」「治療一般」「薬」、各論「頭、首、肩、上腕、肘」などの構成だ。