秋のGIシリーズの開幕戦。電撃のスプリントに16頭がそろった。
大本命◎に抜擢されたのは、ビッグアーサー。スポーツニッポンとスポーツ報知、デイリースポーツの3紙が◎を打った。日刊スポーツとサンケイスポーツも対抗○の印をつけている。
ビッグアーサー◎をべた褒め
スポニチは、春のスプリントGI高松宮記念勝ちに加えて、5か月ぶりの前走セントウルステークスを高く評価。ほかの馬より斤量の重い58キロで逃げ切っただけに、「着差以上の能力差を感じた」としている。「ケタ違いのスピードだけでなく、パワーも兼備しており、中山(競馬場)の急坂も不安にはならない」と、ベタ褒めだ。
スポーツ報知も、ビッグアーサーの「相手探し」のレースとみている。58キロの酷量で勝った前走から、「春よりさらにパワーアップした印象を与えた」。その相手の筆頭にはミッキーアイルを指名。高松宮記念2着以来になるが、「休み明けを苦にしないタイプで流れひとつ」という。▲は調教をみて、シュウジ。
デイリースポーツは1枠1番の枠順に注目。「絶好」という。さらに体調も良化している、とみている。対抗に「力をつけている」レッドファルクス、「地力を秘める」サトノルパンを相手に指名した。
ニッカンの本命は、デイリースポーツが対抗にあげたレッドファルクス。「差し脚に王者撃破の期待をかける」。大本命のビッグアーサーをめぐる先行争いが激しくなったとき、「レッドファルクスの差し脚が生きる」と読む。
サンスポの本命はダンスディレクター。「爆発力を信頼する」と、3走前の阪神カップ(2着)、2走前のシルクロードステークス(1着)で、ビッグアーサーに完勝した内容を評価した。調教の動きもいいという。もちろん、ビッグアーサーには一目置くが、▲にはミッキーアイル。外枠から快速を生かせれば...
そのほか印は、4紙で△が並んだ「強い」3歳馬のブランボヌール、2紙が△を打った14年にこのレースを勝ったスノードラゴン、15年の桜花賞(GI)馬レッツゴードンキ、手綱さばきが好調な戸崎圭太騎手が騎乗するウリウリや、前走ビッグアーサーの2着に入ったネロまで。
なお、このランキングでは、スポーツ5紙が載せた「秋のGⅠ」での予想と結果を一覧表にしていきます。単勝、馬連、3連複の3種類の馬券で成績をランキングします。(次回から掲載)