コカ・コーラが「新しい水」と呼ぶスポーツドリンク「アクエリアスウォーター」のテレビCM第2弾がこのほど完成し、2016年9月19日から全国で放映が始まる。製品のイメージキャラクター、女優の松岡茉優さん(21)が「アクエリアスウォーター」を「飲んだ場合」と「飲んでない場合」を演じ、夏の熱中症対策以外でも「水分補給」の必要があること示したうえ、それにはミネラル分もチャージできる「アクエリアスウォーター」が最適とアピールする。
秋~冬の「乾き」対策うたうアクエリアスウォーター
第2弾は「飲んだ松岡、飲んでない松岡」編。6月から放映された第1弾「ちょっとアクティブ」編が夏を控えて活動的な展開だったのに対し、「飲んだ松岡、飲んでない松岡」編は、秋を意識して落ち着いた雰囲気で時間が流れる。松岡さんの説得力豊かなキュートな世界観は変わらない。
CMは「アクエリアスウォーターを飲んだ松岡茉優と飲んでない松岡茉優」というナレーションと同時に、画面が左右に分割される。左側の「飲んだ」松岡さんは、ピョンピョン跳ねるように横断歩道を渡り、右側の「飲んでない」松岡さんが普通に歩くのとは好対照であることを演出する。
松岡さんは「今回はより『アクエリアスウォーター』ってこういう感じになれるよ!元気になれるよ! っていうのに特化した、もっともっとハッピーになったCMになっていると思います。私も前回よりパワー多めで頑張りました」と話し、できばえに自信を見せる。
夏が終わり過ごしやすい季節になると、それまで心掛けていた水分補給がおろそかになりがちだ。気温が下がると喉の渇きは感じにくくなるのだが、実は秋が深まるとともに空気が乾き始め、からだから水分が奪われがちで、それが高じると健康障害のリスク要因になる。水分補給は熱中症対策のための夏だけではなく1年を通して心掛けた方がよいのだ。
つまり、スポーツ飲料系製品にとってこの時期は、その需要が「渇き」予防から「乾き」対策へとシフトする端境期。「アクエリアスウォーター」のCM第2弾「飲んだ松岡、飲んでない松岡」編はそのタイミングに合わせたものだ。
ドラマ主演、大河「真田丸」で好演、CMもひっぱりだこ
同製品のイメージキャラクターである松岡さんは、映画、テレビドラマやラジオ番組のナビゲーターなど様々な分野で活動の場を広げている。08年にテレビ東京系の子供向けバラエティー「おはスタ」で本格的にデビュー後、12年の映画「桐島、部活やめるってよ」の出演や13年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でアイドルグループ「GMT」のリーダー・入間しおり役を務めたことで存在がクローズアップされた。
「アクエリアスウォーター」のイメージキャラクターになった16年は、競技かるたにかける少女を描いた2部作の大作映画「ちはやふる」で、主人公のライバル役を熱演。NHKのドラマ「水族館ガール」で主演したほか、同大河ドラマ「真田丸」では、主人公・真田信繁の正室・春(竹林院)を演じている。9月17日には声優を務めたアニメ映画「聲の形(こえのかたち)』が公開される。。
松岡さんは16年、CMでもブレイク中だ。テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターが8月に発表した「2016上半期タレントCM起用社数ランキング」によると、女性部門で松岡さんは9社のCMに出演し上戸彩さん、綾瀬はるかさん、桐谷美玲さんと並び4位だった。1位は12社のマツコ・デラックスさん。
「アクエリアスウォーター」CM第2弾「飲んだ松岡、飲んでない松岡」編は7月末に都内で撮影。当日の午後以降は雨が予想されたため、撮影時間を予定より早めて進行せざるをえなかったタイトな状況。しかも蒸し暑いにもかかわらず衣装は9月半ば過ぎのオンエア開始に合わせた秋物で、ただでさえも条件はきびしい。だが、松岡さんは突然のスケジュール変更にもスタッフと協調しながら、ニュアンスの難しい演技もしっかりテンポよくこなしていた。