KDDIが東京渋谷区の表参道周辺の歴史をたどるVR学習コンテンツ「タイムトリップミュージアム『明治神宮表参道ケヤキ並木の100年』」をau公式YouTubeアカウントで2016年8月31日に公開した。
同日都内で開催された発表イベントにお笑いタレントの土田晃之さんとフリーアナウンサーの高島彩さんが出席し、コンテンツを実際に体験した。
100年前の表参道周辺にタイムスリップ
このコンテンツは明治神宮でのイベント開催などを通じて、環境問題の意識を啓発する取り組みを行う団体「いのちの森」とKDDIがコラボレーションして制作した。
明治神宮と表参道の周辺が100年の間にどのように変化していったかをVR技術で再現。1921年に表参道の「ケヤキ並木」が誕生した時からスタートし、イラストや写真資料とともに関東大震災、空襲、原宿セントラルアパートの誕生、竹の子族の登場など各時代の出来事や景観の変化を360度映像で体感できる。コンテンツは表参道交差点周辺、明治神宮交差点周辺、表参道ヒルズ周辺の3種類で、スポットごとに異なる時代を映し出す。
4児のパパでもある土屋さんと、今年6月に第2子が誕生した高島さんは、「教育に関わりのあるゲスト」としてイベントに参加。auが販売しているスマートフォン「Galaxy S7 edge SCV33」と専用のVRヘッドセット「Gear VR」を使ってタイムトリップミュージアムを体験した。
「芸人より効率よく稼げる仕事があったらそちらを選ぶ」
土田さんはコンテンツの感想を
「これ学校の授業で導入されたら、すごく集中できますね。体験しているような感じになるので、(情報の)入り方が違うと思います」
と語った。高島さんは
「まさにその場にいるような臨場感。震災の揺れなんかもリアルで、視覚だけじゃなく体全体で(映像を)感じることができるので、記憶にしっかり残りそうです」
とコメント。
学生時代あまり学校の授業に出なかったという土屋さんは、イベント後の囲み取材で「学生の時にVRがあったら人生変わっていたと思うか?」と尋ねられると
「勉強に関しては相当違ったと思う。VRの授業があったら学校休みませんもん。(もしVRがあったら今は)芸人にもなってないですね。もっと効率よくお金を稼げる仕事があったらそちらを選びたいと思う」
ときっぱり断言し、会場の笑いを誘った。
イベントでは、表参道にある渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒4人が実際にタイムトリップミュージアムの舞台となった場所に赴き、その場でVRを体験するという「課外授業」も行った。