野菜を包丁で切った時、断面が偶然「人の顔」に見えることがある。顔に見える野菜の画像はツイッターなどに投稿され、まとめサイトができるほど人気だ。
バンダイはじんわりと広がるブームに目をつけ、野菜の断面をキーホルダーにしたカプセルトイ「やさいのかお」を2016年8月に発売した。
「やさいにだって顔はある」
種の一粒一粒まで作りこまれている
「ネギ切ったら超笑ってた」
「キュウリ切ったらめっちゃ困ってた」
ツイッターにはこんなコメントとともに野菜の写真がたくさん投稿されている。表情は喜怒哀楽さまざまで、どれもなんともいえない味があるものばかり。
ねぎ切ったら、超笑ってた。 pic.twitter.com/JwyHzKMxxw
— 高校生の理解。 (@koukousei_wa) 2016年4月20日
きゅうり切ったら めっちゃ困ってた pic.twitter.com/eV6jXlLzOV
— よしは (@smz_448) 2016年6月29日
「やさいのかお」はピーマン、赤パプリカ、ねぎ、トマト、キュウリの5種類で、野菜が偶然見せるさまざまな表情を立体化した。一つ買うと、大口をあけて笑ってるように見えるピーマンが出てきた。内側のくぼみのしわや、種の一粒一粒までやたら作りこまれている。微妙に塗料を変えて、断面の濃淡も再現しているところがにくい。1回200円。
顔もさることながら、野菜としての完成度が高い