「常磐もの」の復活を目指す福島県 絶品海産グルメの商品化が進行中!

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   福島県は2016年8月18日、東京都内において漁業復興セミナーを開催した。郷土料理や地元の漁協関係者が考案した新メニューがふるまわれ、海の幸を活かした福島グルメに出席者は舌鼓(したつづみ)を打った。

  • 漁業セミナーに登壇した、福島県の漁業関係者たち
    漁業セミナーに登壇した、福島県の漁業関係者たち
  • 福島県沖の海は親潮と黒潮が出会い、豊かな漁場を形成している
    福島県沖の海は親潮と黒潮が出会い、豊かな漁場を形成している
  • 福島県の沿岸部は、「相馬双葉地方」(相双地方)と「いわき地方」の2つに分かれる
    福島県の沿岸部は、「相馬双葉地方」(相双地方)と「いわき地方」の2つに分かれる
  • 魚介類のモニタリング調査。福島県が継続して実施中
    魚介類のモニタリング調査。福島県が継続して実施中
  • 福島の漁業の2大拠点、相馬といわきで施設の復興が進む
    福島の漁業の2大拠点、相馬といわきで施設の復興が進む
  • (写真左から)相馬双葉漁業協同組合の立谷寛治さん、同女性部相馬支部の佐藤靖子さん、同女性部鹿島支部の桑折澄子さん
    (写真左から)相馬双葉漁業協同組合の立谷寛治さん、同女性部相馬支部の佐藤靖子さん、同女性部鹿島支部の桑折澄子さん
  • (写真左から)いわき市漁業協同組合の鈴木二三男さん、同鈴木健さん、同吉田康男さん
    (写真左から)いわき市漁業協同組合の鈴木二三男さん、同鈴木健さん、同吉田康男さん
  • セミナーの試食会でふるまわれた「常磐もの」。(左上から)ウニの貝焼き、ツブの生姜煮、(左下から)イカメンチ、イナダの漬魚
    セミナーの試食会でふるまわれた「常磐もの」。(左上から)ウニの貝焼き、ツブの生姜煮、(左下から)イカメンチ、イナダの漬魚
  • 「ホッキ飯」
    「ホッキ飯」
  • 「どんこの肝つみれ汁」
    「どんこの肝つみれ汁」
  • 漁業セミナーに登壇した、福島県の漁業関係者たち
  • 福島県沖の海は親潮と黒潮が出会い、豊かな漁場を形成している
  • 福島県の沿岸部は、「相馬双葉地方」(相双地方)と「いわき地方」の2つに分かれる
  • 魚介類のモニタリング調査。福島県が継続して実施中
  • 福島の漁業の2大拠点、相馬といわきで施設の復興が進む
  • (写真左から)相馬双葉漁業協同組合の立谷寛治さん、同女性部相馬支部の佐藤靖子さん、同女性部鹿島支部の桑折澄子さん
  • (写真左から)いわき市漁業協同組合の鈴木二三男さん、同鈴木健さん、同吉田康男さん
  • セミナーの試食会でふるまわれた「常磐もの」。(左上から)ウニの貝焼き、ツブの生姜煮、(左下から)イカメンチ、イナダの漬魚
  • 「ホッキ飯」
  • 「どんこの肝つみれ汁」

相馬といわきを核に進む、漁業関連施設の復興

   福島県内における漁業エリアは2か所に大別される。北部の相馬・双葉地方(相双地方)と南部のいわき地方だ。震災前、相双地方は沿岸漁業や青のり養殖が盛んで、県内トップの水揚げを誇る松川浦漁港(相馬市)が一大拠点。一方のいわき地方は沿岸漁業のほか沖合漁業も行う。いわき地方最大の魚市場がある小名浜港は観光地としてもにぎわう。

   東日本大震災は一帯の漁業に大きな被害をもたらした。漁船や漁港、養殖施設、共同利用施設、加工流通施設が被災する。津波によって大量のがれきが海になだれこんだ。

   相馬といわきを核に、漁業関連施設の復興が進む。16年9月18日、松川浦漁港で「相馬原釜地方卸売市場」が落成する。これで震災前の機能を取り戻せると、同漁港関係者の期待は高い。今年の2月18日には「相馬市磯部水産加工施設」が竣工した。いわき地方では「新・小名浜魚市場」が1年半前に稼働を開始した。

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