遺伝子組換え作物のすべてを解説! 日本モンサント圃場見学会レポート

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GM作物の効果を実感

非GM作物(左)は、害虫被害が目立つが、GM作物にはその兆候は見られない
非GM作物(左)は、害虫被害が目立つが、GM作物にはその兆候は見られない

   午後になり、いよいよ圃場現地での見学に。圃場はちょうどトウモロコシが収穫の時期を迎えており、実際に収穫も体験した。圃場には、グリホサート(商品名ラウンドアップ)を1回散布するだけで作物は枯れず、雑草だけがきれいに枯れるという除草剤耐性の大豆や、殺虫剤を散布しなくても、害虫防除が可能になる害虫抵抗性のトウモロコシを見学した。通常、雑草防除や、様々な除草剤を組み合わせて使ったり、土を耕すなどして大変な苦労をして防除する。また害虫防除には多くの殺虫剤を使うが、見学した遺伝子組換えトウモロコシや大豆は、農薬を使わずに、雑草や害虫の問題を克服できる技術として、参加者は一目でわかるその効果の違いに驚きの声を上げていた。

   最後に、日本モンサントが地域貢献の一環として開発している、味が良く収量も多いお米「とねのめぐみ」を使った食事や、収穫したトウモロコシ(スイートコーン)を味わいながら交流を深め、猛暑の中の見学会はお開きとなった。

   「GM作物というものの実情が初めて理解できた」「実際に生育している姿を見ることができわかりやすかった」「オープンな会社の姿勢に共感できた」など好評を集めた見学会、2016年開催分はすでに全回定員に達してしまったが、モンサントに関するさまざまな情報は今後もホームページ、Facebookを通じて提供されるのでチェックを。

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