「スライム」を扱ったカプセルトイが増えている。カプセルトイは何種類かの機体がまとめて設置されることが多いが、最近1つの売り場に複数のスライム関連アイテムが混ざっているのを良く見かける。1980年代に巻き起こったスライムブームは、カプセルトイの形で地道に再燃しているのか。
驚くほど柔らかいのに、手にくっつかない不思議
J.DREAM(大阪市)というメーカーが2016年7月に出した「なつかしの牛乳瓶とろとろマスコット」という商品を買ってみた。その名の通り、牛乳瓶を模した小さなボトルにスライムが入っており、スライムの色を変えることでいちご牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳など種類の違う飲料を再現している。
さっそく開封して中身を出してみると、商品名に"とろとろ"とあるとおり、かなり水分を含んだ柔らかいスライムだった。10 年以上前に流行ったスライムは、どの製品もこれより粘度が高く、しっかりとした感触だった記憶がある。
「確かにとろとろだけど、これ手に取って遊べるのか?」
と疑ってしまうほど。ところが手にのせるとみるみるうちにまとまり、肌にべとつく こともなく手の上を縦横無尽に滑りまくるではないか。何とも不思議な感触だ。
容器のデザイン性にも注目。牛乳瓶のパッケージは飲み口部分についているビニールの封まで再現した凝ったつくりで、遊び終わったら容器に戻してそのままインテリアとして飾るのも良いかもしれない。