油っこい、何でもかんでもゆですぎ、グニャグニャ・・・。少なからぬ日本人が、イギリスの料理は舌に合わないと感じ、あるいは食べたことがなくても、そんなイメージを抱いているのではないだろうか。
そんなイギリス料理で、今ツイッターを中心に「マズい!」と話題のソースがある。ラム肉にかけて楽しむのがオーソドックスなものらしいが・・・。
イギリス人は「絶対に美味しい」と豪語
件のソースが話題になったのは以下のツイートがきっかけだ。
イギリス人に「これをラム肉につけると絶対に美味しい、私はこれが大好きで、これを食べずにイギリスの料理を語って欲しくない」とまで言われたミントソースをラム肉につけたら絶句するほどまずくて、イギリス料理の深淵を覗き込んだ。 pic.twitter.com/E5R3cyFJOo
— あすこま (@askoma) 2016年7月12日
このツイートを見た、ミントソースを食べたことがある人からは
「ミントソースは...人を選ぶよ。俺はアカンかった」
「日本人のお口にはバジルソースとかの方が合うかもね......わいもミントソース苦手」
と、ツイート主同様「口に合わなかった」という声が上がっている。
一方で、
「ラム肉含めて下ごしらえちゃんとやって使う場合はそこまで不味くない。しなかったら歯みがき粉まぶし風味でしぬ」
「実は私はまあまあ好きw」
と、好みの味だと感じた人もいるようだ。
ミントのスースー感は果たして・・・
肉×ミントとは・・・どんな味がするのか全く想像できないが、美味しいと感じる人もいるのが気になる。
販売しているネットショップもあるが、大容量のものを購入して口に合わなかったらキツい。ということで、自分で作ってラム肉にかけて食べてみることにした。
レシピは、食品ブランド「クノール」のイギリス版サイトに掲載されている、イギリス人シェフ、マルコ・ピエール・ホワイト氏による「RUMP OF LAMB WITH MINT SAUCE」を参考にした。
用意したのは、小袋で販売されていた生のスペアミント、白ワインビネガー、グラニュー糖と、ラム肩ロースだ。
白ワインビネガーとグラニュー糖を各大さじ1、鍋に入れて火にかける。グラニュー糖が溶けて透明になったら皿に取り、冷ましておく(1)。
スペアミントは茎を取って沸騰したお湯で10秒ゆで、冷たい水に取ってからしぼっておく。
ラム肉は塩コショウで下味をつけ、オリーブオイルで焼く。火が通ったら皿に取り、スペアミントを刻んで(1)に加え、肉にかけて完成だ。
出来上がりはビネガーの匂いが強いが、歯みがき粉のようにスースーするのだろうか?いざ、食べてみると・・・。
スースーはせず、草っぽさもあまり感じず、ミントの主張は弱いという印象だ。ビネガーとグラニュー糖の分量が多いためか、ただ甘酢をかけた肉を食べているような・・・。
自作ミントソース×ラム肉は、食べられないことはないが、美味しいとも言い難い代物になった。本場の味がどんなモンなのかちゃんと確かめるには、やはり市販のものを試した方がいいのかも?