キングギドラ「侵略して申し訳ございません」 東宝怪獣たちの謝罪会見

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   バンダイは映画「ゴジラ」シリーズに登場するキャラクターが謝罪会見をする様子をフィギュア化したカプセルトイ「ゴジラ東宝怪獣記者会見」を2016年6月発売した。

映画本編の設定に忠実なラインアップ

    ラインアップはゴジラ、キングギドラ、メカゴジラ、ヘドラの4種類。デフォルメされた怪獣のストラップと、ニュースなどで流れる記者会見でおなじみの"マイクが乗った机"のミニチュアがセットになっている。

頭を垂れる怪獣たちがシュール TM & (C)TOHO CO., LTD.
頭を垂れる怪獣たちがシュール TM & (C)TOHO CO., LTD.

   机の上には怪獣のネームプレートとミニチュアマイクが乗り、前部にはそれぞれのキャラクターの"罪状"が書かれている。罪状はそれぞれのキャラクターが登場する映画本編にちなんだ内容で、たとえば「金星から地球を襲いにやって来た怪獣」という設定のキングギドラには"侵略行為"があてられている。

キングギドラの罪は「侵略」TM & (C)TOHO CO., LTD.
キングギドラの罪は「侵略」TM & (C)TOHO CO., LTD.

   さらに細かく見ていくと、怪獣記者会見のゴジラは1964年に公開された「モスラ対ゴジラ」に登場する通称"モスゴジ"をモチーフにしている。バンダイによると、「謝罪するのであれば、明らかに悪役なゴジラじゃなきゃいけない」ということで、数あるゴジラ作品の中でも特に悪役色の濃い描かれ方をしたモスゴジをチョイスしたのだという。また、ゴジラ、キングギドラ、メカゴジラは頭を垂れて謝罪のポーズを取っているが、ヘドラだけはなぜか直立不動。これは、ヘドラが人間による環境汚染の結果誕生した怪獣だという設定から「謝る必要はない」と開き直っているのだ。

謝るモスゴジ、開き直るヘドラ TM & (C)TOHO CO., LTD.
謝るモスゴジ、開き直るヘドラTM & (C)TOHO CO., LTD.

    フィギュアはデフォルメされていながら、それぞれの怪獣の特徴をつぶさに捉えた造形。随所にマニアックなこだわりが感じられるシリーズだ。1回300円(税込)。

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