スマホの無料アプリ「ひとりぼっち惑星」が大人気だ。新手のメッセージツールのようなもので、ユーザーは自分以外の人間がいなくなった惑星で、機械の部品を集めながら送受信機を整備し、メッセージの発信や受信を行うという設定。2016年6月のリリースからツイッターなどの口コミで瞬く間に広がり、一時サーバーがダウンするほど急激にユーザーを増やした。シンプルな内容でありながら、何がここまでウケているのか。
操作は2種類だけのシンプルな内容
ひとりぼっち惑星には独特な世界観がある。舞台は機械戦争で自分以外の人がいなくなった惑星で、プレイヤーは人がいなくなってからも闘いを続ける機械からこぼれた部品を集めて、メッセージを送受信するための設備を整えていく。画面は影絵仕立てのデザインで、夜明け前のようなグラデーションの空と寂しげなピアノの音色をバックに、戦争を続ける機械や送受信機のシルエットが浮かび上がる。
操作はシンプルで、「壊れた機械からこぼれ落ちる部品を集める」「メッセージを送受信するために部品を使う」の2種類だけだ。「じゅしん」に部品を消費すると、他のユーザーが発信したメッセージを受け取ることができる。「そうしん」に部品を使うとタイピング画面が現れ、他のユーザーにメッセージを送信することができる。受信も送信も「一回一通」で、その都度部品が必要になる。