日清食品は2016年6月30日、サッカー日本代表でドイツ・ブンデスリーガ・ボルシア・ドルトムント所属の香川真司選手をオーナーに迎え、新クラブチーム「Weizennudeln」(ヴァイツェンヌーデルン)を設立すると発表した。結成の目的は「うどん」の魅力を世界に伝えるため。うどんのドイツ語訳であるWeizennudelnをチーム名に冠した。
香川選手がオーナーに就任した理由は2つある。1つは、日清食品のカップめんブランド「日清のどん兵衛」が香川選手のサポートパートナーを務めていること。もう1つは、同選手がうどんをこよなく愛する「うどん狂」であることだ。今年3月には自身のブログで、同じサッカー日本代表の槙野智章選手から誕生日にうどんを贈られたと告白した。
うどんを語るとき、香川選手はポエマーになる...
今回の発表に香川選手は次のコメントを寄せている。
「そう、これはうどんを愛する人のためのクラブチーム。あなたがどこの誰でも、どんなうどん好きだろうと受け入れます。うどんのためならなんだってやる所存です」
「だって僕はうどん狂だから。うどん愛は、国境を越える。」
――うどんの聖地・香川と名字が一緒というのはたまたまだろうが、ややポエムがかっているところに、愛情の深さがうかがえる。香川選手は神戸出身。
チームに加入したい人は特設サイトにアクセスしよう。「チームに加入する」を押すと、自分の写真を使った「選手名鑑」や「チームの集合写真」を作ることができ、facebookやTwitter上にシェアすることが可能となる。選手名鑑では、チームの中での自分の強みや、どれだけうどんを愛しているかがわかる紹介文が表示され、レーダーチャートで自分の能力を確認する仕組みも用意されている。
選手名鑑に参加した人は、チームの集合写真として香川選手と肩を組んだ画像が生成され、ソーシャルメディア上でシェアすることが可能だ。
さらにキャンペーンサイト上に掲載されるチームの集合写真は、参加人数に応じて横に伸びていき、自分の写真や他のチームメイトも見られる、なお、サイト上に掲載されるのは許可をしたユーザーに限られる。
特設サイトには、"うどん狂"の香川選手ならではの"鉄の掟"が掲載されている。真顔でお茶目なポーズを撮っているところが何とも微笑ましい。