25年後を描いて話題となっている「東京ラブストーリー」の続編は、クリアアサヒのキャンペーンに参加すると無料で読める、特別描き下ろし新作だ。2016年6月21日の記事では、第一話について紹介したが、今回は第二話について少し紹介したい。
「東京ラブストーリー」続編の第二話~元恋人・三上に心揺れる「さとみ」
続編の第一話は50歳になった永尾完治の妻である永尾さとみを中心に描かれていたが、続く第二話も同じく彼女の"揺れる女心"がメインで描かれている。保育士時代の同僚と久しぶりに会うことになった有森也実、いや、さとみであったが、そこに元カレの江口洋介、いや、三上が登場!きっとドラマだったら、小田和正の名曲が流れた瞬間だったと勝手に想像してみる。
焼肉店ではさとみと三上そして元同僚の3人でちょっとした同窓会のような展開。元カレの手を見つめながら"このキレイな指が好きだったんだわ"と思ってみたり、昔の彼ならこう言うはずと勝手に会話を妄想してみたり、一人心を高ぶらせている。最近、同窓会が新たな恋や禁断の恋のきっかけになるケースもあるようなので、今回の「東京ラブストーリー」の続編は、現代の要素がしっかりと描かれているなと感心してしまう。
「不倫なんかしないのが一番なんだ」
さとみは元カレとの再会に何十年ぶりかの心のトキメキを感じ、「彼、再びあたしに近づこうとしてる?」と警戒よりも期待に近いものを抱き始めていた。が、駅までの帰り道、三上からさとみへ発せられた言葉は「不倫なんかしないのが一番なんだ」。ドラマではロン毛にサングラス、スポーツカーを乗り回すというチャラいキャラとして印象が強く残っていた三上だけに、意外であった『遊び人卒業宣言』。
妄想を膨らませ過ぎ、ひとりガッカリしているさとみ。煮え切らない思いをインターネット掲示板にぶつけると、ペンネーム「ラブストーリーは突然に」から即座に返信が。その内容を読んでさとみは仰天する。身内しか知りえない情報が含まれていたのだった!
またここで小田和正の名曲が頭に流れるのであった。今後の展開がかなり気になるが、三上の『遊び人卒業宣言』の理由も、インターネット掲示板に表れたペンネーム「ラブストーリーは突然に」の正体も、続きの第三話でしっかりと描いてくれているので、続きが読みたくなった人はクリアアサヒのキャンペーンに今すぐ参加しよう。