スイスの高級腕時計ブランド「タグ・ホイヤー」は、サッカー日本代表でドイツ・ブンデスリーガ・ボルシア・ドルトムント所属の香川真司選手を公式アンバサダーに起用すると発表し、2016年6月23日に東京都内で就任記者発表会を開催した。
会見の冒頭、香川選手は同社グローバルセールス・ヴァイス・プレジデントのリュック・ドゥクロワさんからタグ・ホイヤーの新作「TAG Heuer CARRERA CALIBRE HEUER 01 CHRONOGRAPH(タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ)」を贈呈された。スポーティーな腕時計の外観はたくましい香川選手にピッタリ。さっそく左腕につけるや、
「デザインもすごく格好よくて、つけ心地もすごくいいのでうれしいです。いろんな洋服に合うと思います」
「練習に行くとき、試合に出ているとき、プライベートで食事に行くとき、すべてのところでつけさせていただきたい」
と笑顔で語った。
香川選手がもらった腕時計は、12個のパーツからなるモジュール式(組み立て式)ケースやスケルトンダイヤルを採用した、機能とデザインを両立させた新コレクションだ。ラバー製ストラップモデルが55万5000円(税抜)で、スティール製ブレスレットモデルが57万5000円(同、16年7月発売予定)。
「ディズニーシーにはじめて行った」
トークショーの途中で香川選手は、公式アンバサダーの初仕事を早々にこなした。その内容とは――「サッカーボーリングに挑戦」。これはタグ・ホイヤーの掲げる"#Don't Crack Under Pressure(プレッシャーに負けるな)"のテーマにのっとり、サッカーボールでボウリングに挑戦して、倒したピンの本数に応じて社会貢献活動に寄付金が進呈されるというもの。
決して広くはないステージにボウリングのピン10本が設置された。ハンディとして利き足ではない方を使うことに。およそ4メートル離れたピン目がけて、香川選手が軽くボールを蹴ると――見事に全ピン倒れた。勢い余ったボールは記者のすぐ横に飛んできた! しかしマスコミ陣のカメラ機材に当たることはなく、「すごい」と称賛の声が上がった。
続いて行われた囲み取材では、先日タレントの平愛梨さんとの交際を宣言した、日本代表の同僚、セリエA・インテルナツィオナーレ・ミラノ所属の長友佑都選手の話に及んだ。
「彼(長友選手)とはすごく仲が良いので、そういう情報というか、なれ初めを聞いていました。今は堂々と会っているのでうらやましい」
と香川選手は明かした。
(長友選手は)普段からアモーレと言っているんですか?という質問に対しては、意外な事実を漏らした。
「僕はあの会見ではじめて聞いた言葉です。絶対そういうことは考えていたんじゃないかと」
一方の香川選手は先日、中学生時代の友人と一緒にディズニーシーに行ってきたという。司会者が「囲まれませんでした?」と心配すると、「ミッキーマウス(の帽子)をかぶり、サングラスをかけていたので大丈夫でした」とお茶目な一面をのぞかせた。