沖縄が2016年6月16日、鹿児島・奄美地方が6月18日に梅雨明けした。ここのところ30度近くまで気温が上がる地域も多く、いよいよ夏本番の到来を思わせる気候になってきた。
暑い夏を乗り切る対策として、エアコンや扇風機、保冷剤などの活用、こまめな水分補給といったおなじみの方法に加え、最近では「ハッカ油」が注目されつつある。
風呂に垂らしたりパウダーに混ぜたり
そもそもハッカとは、ミントの和名のこと。刈り取って乾燥させたのち、蒸留すると精油が出てくる。これが「ハッカ油」の原料だ。
北海道の土産物店などでよく見かけるのは、北見ハッカ通商が製造・販売しているもの。ほか、健栄製薬や大洋製薬といった製薬会社のものが知られている。
暑くなってきたこの頃、ツイッターではこの「ハッカ油」を有効活用しているという報告が寄せられ始めている。
そろそろ暑くなってきたので朝風呂には2~3滴のハッカ油。
— RIVET (@rivet999) 2016年6月9日
スースー気持ちいいし、1日蚊に刺されない。
山小屋のシンクに夜1~2滴垂らしておけばカマドウマも来ない。
あとは絞った雑巾に垂らして網戸拭けば虫も寄ってこない。 pic.twitter.com/AXjWB4nnhi
去年も言ったのだけど、ベビーパウダーにハッカオイルちょっと垂らしてよく振ったものを全身にはたくのが本当に涼しくて気持ちいい。ネットで教えてもらって1,2を争うよかった案件。身体がぬれたままだと汗腺がふさがるって薬局のお姉さんが言ってたので汗とか水気ふき取ってからはたきます。
— 四ツ原フリコ*8/14西き33b (@furiko_) 2016年6月10日
夏の必需品。ハッカ水。ハッカ油を水で薄めただけのスプレーだけど、これがとっても便利。
— 麻衣 (@mai32100) 2016年6月9日
虫よけになるし、暑い時は脇とか胸元に振ればスーっとして気持ちいいし、汗臭いなーと思う時も使えるよ^^ pic.twitter.com/u3GNKIMUye
ベビーパウダーにハッカ油とレモン精油を混ぜてさらさらパウダーに?*?¨
— K*.゜ (@ravender0304) 2016年6月5日
スパイス容器でお手軽に(○´ ω`○)
容器から出して手にとった瞬間から空気が涼しく爽やかになって気持ち良い?
ハッカパワーーーーー! pic.twitter.com/kAgfp2xH24
使い過ぎると「極寒」なんてことも
ハッカ油の実力は、清涼感や虫よけにとどまらない。
北見ハッカ通商のオンラインショッピングサイトには、購入者から
「出かけた先で娘が体調を崩し吐き気がすると言うので、ハッカ油をハンカチにスプレーして嗅がせると、とてもリラックス出来たようで、吐き気も和らぎ、無事帰宅する事が出来ました」
「肩凝りがある時、シュッとすれば凝りが軽減され楽になります」
「風邪で鼻が詰まっているときにもシュッとするだけで、鼻がとおりすぐに呼吸しやすくなります」
「立ち仕事で疲れきった足につけて寝るとすっきり眠れます」
など、ちょっとした体調不良がハッカ油で改善されたというレビューが寄せられている。
また、Amazon.co.jpでは、健栄製薬の「ハッカ油P 20ml」へのレビューで
「ハッカ油を家の中あちこちに置いたら、頻繁にゴキブリが現われていたのが、ぱったり姿を見せなくなりました」
「雑巾に沁み込ませて気になる所を拭き掃除しています。使用してからゴキブリが出なくなりました」
「台所や寝室や居間などもスプレーしておくと、ゴキブリも、コバエもいなくなりました」
との報告が。忌まわしきゴキブリをも退散させてくれるとは、「万能薬」といっても過言ではなさそう。
様々な用途で使えるハッカ油だが、用法・用量を間違えるととんでもないことになるようだ。
ツイッターでは、風呂に10滴入れてしまったという人から「湯船に浸かってるのに寒い」、肌に塗った人からは「調子に乗って付けすぎると全身が知覚過敏みたいな感じになる」といった声が。わずかな量で抜群の効果を発揮するものなので、くれぐれもビンを傾けたらドバドバ...なんてことにはならないように注意されたし。