今どきは「お父さん検定」「専業主夫」応援も...「父の日」には「黄色いバラ」と「ありがとう」忘れずに

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シングルファザーに届いた「お父さん検定」

『もう一度、お父さんと呼んでくれ。』(著・樋口卓冶、648円、講談社)
『もう一度、お父さんと呼んでくれ。』(著・樋口卓冶、648円、講談社)

   ひとり親家庭のうち、シングルマザーは123万8000世帯、シングルファザーは22万3000世帯(2011年度)といわれる。問題はそれぞれ多岐にわたるが、『もう一度、お父さんと呼んでくれ。』(著・樋口卓冶、648円、講談社)は、父娘の家庭を描いた作品だ。

   男手ひとつで、心を込めて娘を育ててきたはずだったが、ある日突然、「お父さん検定」なるものが送られてきた。差出人は亡き妻の母だった。家事はできるのか、娘の気持ちを分かっているのか。数々の審査項目がある。合格しなければ親権を奪われる――主人公・細野一郎は、果たして合格できるのか。世のお父さんに届けたい1冊だ。

   レビューには「失敗ばかりしている父親に『お父さん検定』が届いた。失敗で問題を解決するって、意外とあるかも知れませんね。家庭コメディでした」「テンポよく、ユーモア有り、涙有りで満足な作品でした」「優しいお話。最近は虐待とかのニュースも多いけど、世の中のお父さんが一郎みたいな優しいお父さんならいいのに」といった声が寄せられている。作者は小説『ボクの妻と結婚して下さい。』で話題になった樋口卓冶氏だ。

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