ホホジロザメの巨体が間近に 「海のハンター展」科博で開催

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   東京都上野の国立科学博物館で、2016年7月8日から特別展示「海のハンター展」が始まる。今回は海の中で繰り広げられる"捕食"にスポットを当て、日本初公開となるホホジロザメ成魚液漬標本を筆頭に様々な角度から海のハンターたちの生態に迫るワイルドな展示だ。

  • ホホジロザメ成魚の標本は初公開
    ホホジロザメ成魚の標本は初公開
  • シャチ骨格(所蔵:国立科学博物館)
    シャチ骨格(所蔵:国立科学博物館)
  • ショニサウルス頭骨 (所蔵:北九州市立自然史・歴史博物館)
    ショニサウルス頭骨 (所蔵:北九州市立自然史・歴史博物館)
  • (掲載標本所蔵:北九州市立自然史・歴史博物館、国立科学博物館、三重県総合博物館、ミュージアムパーク茨城県自然博物館)
    (掲載標本所蔵:北九州市立自然史・歴史博物館、国立科学博物館、三重県総合博物館、ミュージアムパーク茨城県自然博物館)
  • ホホジロザメ成魚の標本は初公開
  • シャチ骨格(所蔵:国立科学博物館)
  • ショニサウルス頭骨 (所蔵:北九州市立自然史・歴史博物館)
  • (掲載標本所蔵:北九州市立自然史・歴史博物館、国立科学博物館、三重県総合博物館、ミュージアムパーク茨城県自然博物館)

"悪魔の顔"で話題のミツクリザメも登場

   13年開催の「深海展」以来3年ぶりに海の生物にフォーカスした展示となる。展示を4つの章に分け、太古の捕食者たちとその進化、生息域ごとに見る現代の捕食者たち、ハンターたちの捕食テクニック、海の生物と人との共生をたどる内容になっている。

   目玉となるホホジロザメの液浸標本は、2014年に沖縄県で見つかった全長3.2mの個体で、世界で初めて研究のために作製された成魚標本。いまだ生態に謎の部分が多いホホジロザメの巨体をじっくり観察できる。

   ほかにも、全長最大20mに達したとされる太古のサメ類「カルカロドン・メガロドン」の全身復元模型や、"悪魔のような顔を持つ深海魚"として注目されている「ミツクリザメ」、マグロの養殖に取り組む近畿大学が23年間にわたり養成した「クロマグロ」の剥製標本などユニークな展示が集う予定だ。

   入場料は一般・大学生1600円(前売1400円)、小・中・高校生600円(同500円)、未就学児無料。金曜限定で2枚 1組 2000円のペア特ナイト券も販売する。10月2日まで。

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