ジャズの名盤、こんなに安くていいの? マイルスやコルトレーン、ビル・エヴァンス...

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

売上ランキングのベスト5は?

   モダンジャズの「帝王」とも呼ばれたマイルスは、その名にふさわしく、数多くの「子分」たちを擁した。今回のCDでも「子分」が大活躍している。ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、ビル・エヴァンス...。いずれものちに自らが「親分」になってジャズ史に名を残す豪華メンバーだ。「マイルス一家」がいかに「レジェンドぞろい」だったか、痛感させられる。

   ほかにもタワーレコードからは、「Emotional Jazz Saxophone」(3枚組、税抜1200円)、「BEAUTIFUL JAZZ PIANO」(3枚組、税抜1000円)などジャズの黄金期である50~60年代にスポットをあてた「お徳用盤」が最近出ている。前者にはジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、アート・ペッパー、スタン・ゲッツ、チャーリー・パーカーらの40曲、後者にはビル・エヴァンス、オスカー・ピーターソン、バド・パウエル、レッド・ガーランド、セロニアス・モンク、ホレス・シルヴァー、ソニー・クラークらの45曲が収録されている。

   このほか、ユニバーサル・ミュージック・ジャパンからは「ジャズの100枚」シリーズが期間限定発売。1枚1000円(税抜)。こちらはレーベルの枠を超えた歴史的名盤シリーズだ。ジャケットも発売当時のまま。14年10月から第一期、第二期、第三期と順次出ており、合計の売り上げが日本のジャズシリーズでは最速で100万枚を突破したという。すでに店頭在庫のみ。昨年12月段階での売上ランキングは下記のようになっている。

◆作品別
1位 「ワルツ・フォー・デビイ+4」(ビル・エヴァンス )
2位 「ザ・ケルン・コンサート」(キース・ジャレット)
3位 「バラード」( ジョン・コルトレーン)
4位 「クール・ストラッティン」(ソニー・クラーク)
5位 「ポートレイト・イン・ジャズ+1」(ビル・エヴァンス )

■アーティスト別(各作品合計)
1位 ビル・エヴァンス7万枚
2位 マイルス・デイヴィス5.5万枚
3位 ジョン・コルトレーン5万枚
4位 キース・ジャレット4万枚
5位 ウェス・モンゴメリ3万枚

    「モダンジャズ」はその名の通り、かつては新しくてモダンだった。しかし、50年代から60年代中期の隆盛時が去って半世紀余り。いまでは懐古趣味で振り返る音楽に様変りしている。「ジャズの100」の懐かしいジャケットを手に取れば、たちどころに半世紀前にタイムスリップ、しみじみノスタルジーに浸ることができそうだ。

姉妹サイト