建設資材レンタル大手の日建リース工業 (東京都千代田区)は2016年5月30日、仮設トイレ専用殺虫剤「トイレの虫がいなくなる液剤」を発売した。
この商品は、蚊取り線香の「金鳥」で知られる大日本除虫菊(大阪市西区)とのコラボレーションによって誕生した。建設現場向けという位置付けで、取扱店は日建リース工業のみ。
「現場の仮設トイレって、ハエとかウジ虫だらけ」
夏場の仮設トイレはコバエやチョウバエが大量に発生する。便槽にたまったふん尿に成虫が卵を産み、うじ虫がさなぎになって羽化するためだ。そのインパクトは「虫さえいなければ、工事現場の仕事は肌に合うのだけど...」という声が上がるほど。
警備員のバイトを夜勤中心でやってた頃、長期の工事現場の夜間警備ってのがよくあって、虫以外はとても肌に合う仕事だったなあ。朝方、小便したくなって仮設トイレを開けたら、いろんな虫がワーッと出てきた時は、生まれて初めて失神するかと思った。 https://t.co/CZjwjnlRU1
— 永沢壱朗 (@Nichilaw) 2015年9月11日
現場の仮設トイレ トイレの汚いやつでのぞいたらうんこに 半端ない数のギョウ虫だかなんかのイモムシいた 昼休みに見るもんじゃない吐きそう??
— ひねくれ者のパープーちゃん? (@masaki331897) 2015年9月16日
なんで
— くれいじーやましょん (@7k_k15) 2016年2月10日
現場の仮設トイレって
ハエとかウジ虫とか臭い
やばい所と
家かよってくらい
消臭剤置きまくって
めっちゃいい匂いする所の
差が異常なんだろ。
「トイレの虫がいなくなる液剤」には有効成分のエトフェンプロックスが含まれており、うじ虫を退治してくれる。また臭いのもととなる雑菌の発生を防ぎ、アンモニア臭を軽減する。
大日本除虫菊のモニター調査によると、87%が効果を実感したという。日建リース工業の広報担当者も現場から高い評価を受けたと説明する。
「建設現場にとって仮設トイレの虫発生と臭いは長年の課題です。本製品を使ったお客様から『例年よりも虫の数が減った』『トイレの臭いが改善された』という声をいただいております」
夏はこれからが本番だ。炎天下で建設作業に励む職人たちには本当に頭が下がる。今回の商品によって少しでもトイレ環境が改善されれば、仕事にも好影響を及ぼすかもしれない。
容量は500mlで、1回4プッシュ、週2回使用で約2か月使用できる。販売価格は1200円(税抜)。