この時代に「落語」はどんな意味をもつのか?
1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日、生の高座に接し、自ら落語会のプロデュースも手掛けるという洋楽のヘヴィメタル専門月刊誌「BURRN!」の編集長で、落語評論家でもある広瀬和生さんの著書『柳家三三、春風亭一之輔、桃月庵白酒、三遊亭兼好、三遊亭白鳥 「落語家」という生き方』(著・広瀬和生、1836円、講談社)。
東京都世田谷区の北沢タウンホールで2012年7月~13年7月、14年3月~15年10月の間、ほぼ月に1度行われた落語会「この落語家を聴け!」で、人気落語家5人を相手に行ったインタビューをまとめたもの。下積み時代、師匠への思い、人間関係、ブレイクのきっかけや落語家としての苦しみ・楽しみなど貴重な本音トークが満載。
実際にその高座を聞いて人でなければわからないような質問から、ほかではなかなか聞き出せないディープな話が展開している。