auブランドの携帯電話を展開しているKDDIは2016年6月下旬、Galaxyブランドの最新スマホ「Galaxy S7 edge」の限定モデルとして、アメリカン・コミック「バットマン」をモチーフにした「Galaxy S7 edge Injustice Edition」をau オンラインショップにて発売する。100台限定だ。
背面のバットマンロゴやアウトカメラ周り、正面のホームキー、受話口にはそれぞれゴールドが用いられ、黒いボディによくマッチしている。さらに特別な壁紙やアイコンを搭載することで、バットマンの世界観を表現した。価格は現在のところ未定で、国内ではKDDIだけが取り扱う。
限定カラーのGear VRもついてくる
バットマンの世界が投影されているのは本体だけではない。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Gear VR Black Edition」は限定カラーの黒一色だ。スマホ本体に装着する「Injustice Edition スペシャルカバー」はバットマンのコスチュームをほうふつとさせる。このほかゲームなどのコンテンツを無料で楽しめるバウチャー(クーポン券)も同梱されている。
「Galaxy S7 edge Injustice Edition」は、5月31日に東京都内で開催された「au発表会 2016 Summer ~CHANGE!~」で初披露された。会場に設けられたGalaxyブースでは、5月19日に発売されたばかりの通常モデル「Galaxy S7 edge」も一緒に展示されていた。ところがマスコミ陣の視線は限定モデルに集中。
ブースにいたスタッフに記者が今回の製品の特長について質問したところ、丁寧に説明してくれた。その様子はYou Tubeで公開している。
限定モデルはあっという間に完売すると予想されるが、スマホとしての性能は「Galaxy S7 edge」と変わらない。第一に挙げられるセールスポイントは、何といってもカメラ機能だ。世界初のデュアルピクセル技術を搭載し、超高速オートフォーカスを実現している。F値1.7の明るいレンズが採用され、暗い場所でもライトなしでキレイに撮影できる。
約5.5インチの大画面でありながら、狭額縁デザインとデュアルエッジスクリーンにより、コンパクトなサイズ感を実現している点も見逃せない。このほか防水・防じん機能、ワイヤレス充電、バッテリーは大容量の3600mAhと、死角が見当たらない。16年夏モデルのAndroidスマホの中でトップクラスの評価を受けているのも納得だ。