日本社会は高齢化の一途をたどっている。仕事でもプライベートでも、多くの人がシニア世代の人に触れ合うことが増えているのではないだろうか。世代差が大きいと意思疎通に苦労することも少なくなく、「シニアの考えや行動の傾向を知りたい」と考える人も多いのでは。
そんなシニア世代を、まさかの「昆虫」でタイプ分けした調査の結果がこのほど発表された。
次点は「カブトムシ型」
気になる調査を実施したのは、マーケティングリサーチ会社「RJCリサーチ」だ。
55歳~75歳までを5歳ごとに分け、各年齢層の男女100人ずつ、合計1000人を対象に行った「シニアライフスタイル調査」の結果を2016年5月26日に発表した。
経済、家族、交友関係の状況や健康状態、趣味、娯楽などのライフスタイルに関する意識、現在と将来の生活に関する結果をもとに、5つの「昆虫」タイプに分類している。
最も多かったのは、「無関心閉じこもりミノムシ型シニア」(24.9%)。世の中に無関心で、流行や身なりも気にならない。健康、スポーツ、趣味・教養などの興味も低い...と、あらゆる面で「無関心」な傾向がみられる。意外にも、リタイア前の50代前半現役世代に多いという。
次点につけたのが「堅実リッチカブトムシ型シニア」(23.9%)。金銭的に裕福で、将来の生活資金の準備ができている人、現状の生活に満足している人が多い。こちらは70代以上の男性に多くみられた。