牛ヒレ×温玉×あんこ!? 台湾流和食「フィリップ牛丼」作ってみた

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あんこと一緒に食べる肉の味は

   先に紹介したツイートにある通り、「フィリップ牛丼」は台湾の焼肉丼チェーン店「開丼!いただきます」で、日本円で1000円ほどで食べることができるようだ。

   しかしこの店はまだ日本進出しておらず、日本で「フィリップ牛丼」を食べられる店というのも聞いたことがない。

   謎の名前の由来は推測できたが、焼肉丼にあんこをかけたら一体どんな味がするのかは食べてみないとわからない。そこで、自己流で作ってみることにした。

   用意したものは牛ヒレ肉、玉ねぎ、卵、にんにくチューブ、そしてあんこを使うべくまんじゅうを1つ。

   サラダ油でにんにく、薄切りの玉ねぎ、一口サイズに切った肉を炒める。味付けは写真からはうかがい知れなかったので、失敗がないよう、エバラ食品の「黄金の味中辛」を用いてみた。

   白飯の上に炒めたものを乗せ、上に温泉卵をトッピング。まずはそのものの味を楽しむ。...美味しいのだが、「普通に美味しい」という印象だ。牛肉と玉ねぎを焼肉のたれで炒めてご飯にのせたらそりゃあ美味しいよね、という具合で、何の意外性もない。

   ここで傍らに置いておいたまんじゅうの出番だ。皮をはぎとり、あんこだけをレンゲに乗せ、卵をからめた肉、玉ねぎ、ご飯とともにかっこむ。

   ...確かに意外と美味しい!

   この味を何に例えたらよいかはわからないが、あんこの甘さと焼き肉のしょっぱさ双方が主張しつつ、なかなかマッチしている。あんこナシバージョンがあまりに普通の味だったので、あんこと一緒に味わった方が新鮮な分美味しく感じるほどだ。

   こんな斬新で美味しいメニューを提供している「開丼!いただきます」、一体何者なのか。改めて公式サイトをチェックしてみると、メニュー表に「丼にセットとして付くもの」として「生菜杯」(レタス)、「味噌湯」(みそ汁)、「玄米煎茶」、そしてあんこの写真の隣に「日式甜點」の文字が。「甜點」とは「デザート」を意味する言葉だ。

   実はあんこはデザートとしてセットになっていただけで、丼にかけることは全く想定されていなかったということか...?

   ただ、意外な美味しさが楽しめることは身をもって経験したので、もし「フィリップ牛丼」に触れる機会があったら、試しにあんこをかけて食べてみてほしい。

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