猛毒ヘビの「ハブ」がモチーフ! 鹿児島・奄美で強烈インパクトのタイツが誕生したワケ

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

商品に込められた奄美活性化への思い

   今回の商品化についてアビコムデザインは、ハブを広く知ってもらいたいとその意図を説明する。

「ハブ柄をファッションとして楽しんでいただくことはもちろん、実際のハブについて理解していただければ嬉しいです。また、ハブが生息しているからこそ、守られてきたとも言われる奄美大島の貴重な動植物についても興味・関心を持っていただき、『奄美・琉球』が世界自然遺産候補地として選ばれていることを知っていただければ幸いです」

   奄美諸島や沖縄本島周辺に生息するハブは、マムシと並ぶ日本固有種の毒ヘビだ。2本の牙(きば)は注射針のような構造をしており、先端から毒液を排出する。奄美大島の至る所にいて、島全体の人口が6万5000人程度なのに対し、10万匹から20万匹ほど生息するといわれる。15年4月から16年3月までの1年間、島内でハブにかまれた人は16人だった。

   咬まれると死に至る可能性もあるハブ。一方で生態系の頂点に君臨し、その活動が生態系を守ってきた。地元を代表する生物を商品化することで、地域活性化に貢献したい――そんなアビコムデザインの思いが込められている。

    同社の開発した商品はほかにもあり、大島紬の代表柄をモチーフにしたカラフルなタイツ、レギンス、靴下を展開している。

姉妹サイト