Amazon(アマゾン)が提供する月額制オーディオサービス「Audible(オーディブル)」は2016年4月28日、ホリエモンこと堀江貴文さんの著書「君はどこにでも行ける」(徳間書店)の配信を、4月のスペシャルコンテンツとして開始した。
堀江さんは服役していた刑務所を出所後、2年半で28か国58都市を旅した。本書はそこで体感した「世界地図の変化」を中心にまとめたものだ。アジア各国の驚異的な経済発展を目の当たりにし、停滞・成熟する欧米諸国に「未来の日本」を重ね合わせる堀江さん。世界のすみずみに到達する変化の波を肌で感じ、その変化に応じた仕事論、人生論、国家論を語る。1章から10章までの構成で、収録時間は6時間23分。
装画は、「テルマエ・ロマエ」の作者として知られ、イタリア在住の女性漫画家ヤマザキマリさんが手がけた。ヤマザキさんと堀江さんの対談が特別章に収録されている。
1か月の無料体験から始められるオーディブル
オーディブルとは、いわゆる「オーディオブック」と呼ばれるサービスだ。文学やビジネス書、語学、ライトノベル、落語といった20ジャンル以上のコンテンツを、iOS/Androidアプリで聴くことができる(PCは非対応)。声優だけでなくフリーアナウンサー、人気俳優もナレーターに名を連ねる。料金は月額1500円(税込)。1か月は無料で体験できる(プライム会員は3か月に延長)。
朗読は読書の原点といっていい。耳で聞いた文章には「間」や「息継ぎ」があり、繰り返し聞いていると情景が脳内に浮かび上がり――話の構造、文章の意味、著者の思いが無理なく頭に入ってくる。
「君はどこにでも行ける」のタイトルコールと前書き、後書きは、堀江さん自身が朗読している。本編は男性声優の小松史法さんが担当している。