羽田発着の香港旅行が気軽に楽しめることで人気の格安航空会社(LCC)、香港エクスプレス航空。同社便を利用した深夜発・早朝帰国の「弾丸旅行」が知られるが、ここ数年はLCCならではの安さと手続きの簡単さから、香港を経由した「乗り継ぎ旅行」にも注目が集まっている。
J-CASTトレンドでは、これからメジャーになるとみられる、この「乗り継ぎ旅行」レポートのため、レジャー担当記者を派遣。運賃の安いゴールデンウィーク前のタイミングを狙い2016年4月中旬のある日に出発した。台湾、タイ、カンボジア...といくつかある乗り継ぎ先候補の中から選んだのは、同社が4月で就航1周年を迎えたベトナムのビーチリゾート、ダナンだ。ツアーの様子を2回に分けてお届けする。
LCCとは思えない座り心地
羽田-ダナン線の通常料金は、燃油サーチャージ込みで片道1万7300円~(別途諸税等必要)。安い日を探したり、不定期の割引セールでゲットしたりすれば、さらに抑えることができる。
羽田発の便は「深夜1時」と「朝6時35分」の2つがあり、今回、記者は朝の便(UO625便)を選んだ。早起きはつらいが、その分、時間を有効に使える。眠い目をこすりながら5時前にチェックインカウンターに到着し、サクサクと手続きを済ませてエアバスA320に乗りこんだ。
LCCといえば「座席の狭さ」がネックだが、香港エクスプレスはシートピッチが広いことで有名だ。
実際に座ってみると、確かに従来のFSC(フルサービスキャリア)のエコノミーとそれほど差がない。座り心地も想像以上に快適で、足元に荷物を置く余裕もあった。約4時間20分のフライトには十分たえうるもので、到着直前までぐっすりと眠ってしまった。