顔良し、体格良し、印象良しと、荷物の配達で家や職場を訪れる佐川急便のドライバー「佐川男子」が女性からの支持を得てはや数年、ここに来て新たな「特定の職業男子萌え」がブームの兆しを見せている。
それはずばり「農業男子」。海外でセクシーな農夫の写真集やカレンダーが販売されているほか、日本でも農業に従事するイケメンが注目され始めている。
上裸のイケメンが家畜と戯れ...
太くたくましい二の腕、割れた腹筋、男らしい胸毛を堂々と見せつけ、手にしているのは...くわ!?
そんな「農業男子」の姿が多数収められている写真集「Irish Farmers」が、2016年3月1日に発売された。
アイルランドの農業男子のカレンダーを制作しているシアラ・ライアン氏によるもので、上半身裸のイケメンたちが、笑顔やキメ顔、時にはちょっと変顔で、豚や羊など家畜の世話をしていたり戯れていたり、農作業の用具を扱っていたりという姿が収録されている。
その写真に写っている人の詳しい仕事内容や趣味、特技、休日の過ごし方、農業をしていなかったら何をしたかったかなどを紹介した文章も掲載されている。
ちなみにシアラ氏の目標は、農業男子と結婚し、自身が乗るベントレーに干し草トレーラーを接続することだそうだ。
日本のイケメン農夫も負けてない
「イケメン農夫」は他の国でも注目の的だ。
スイスでは毎年「農夫・農婦カレンダー」が販売されている。「農夫版」にはやはり、鍛えられた上半身を惜しげもなくさらけ出した写真が収録されている。
ちなみに「農婦版」はより過激で、かなり露出度の高いコスチュームを着ているものや、乳首や尻があらわになっているものまで収められている。
日本では、埼玉県の公式サイトに、「はつらつと農業に取り組んでいる、たくましく、そしてイケメンな農業青年を紹介」するページ「埼玉農業男子特集」があるほか、JA東京むさしは情報誌「むさし」に「農業×男子」という特集ページを掲載。
JAグループ新潟のサイトには、農業男子を「農 men」と名付け、県内で農業を営む男性を写真付きで紹介する「農 MEN NO LIFE」というページが。個人への応援メッセージも送れるようになっている。
若者が少ない、仕事がきつい、汚いなど、良くないイメージもつきまといがちな農業だが、「イケメン農夫」はそんなイメージの解消に一役買いそうだ。