春に「復活」を祝う
「イースター」は、キリスト教の「復活祭」。イエス・キリストが十字架で死んでから3日目に復活したことを記念し記憶するものとされ、基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝う。2016年は3月27日。英語の「Easter」は、現在の欧州人を構成する諸民族の"祖"であるゲルマンの「春の女神(Estera)」に由来するという。
イースターを象徴するものとして「タマゴ」と「ウサギ」が、イベントを演出する小物としても使われているが、タマゴは"不動"の状態から新しい"生命"の誕生をもたらすことから「死」と「復活」を示すものとして、西方教会、東方教会を通じ、欠かせないものとされる。一方のウサギは、イースターに登場するのは西方教会だけの習慣とされ、多産であることから「豊穣」を示すものという。