NTTドコモはアニメ見放題サービス「dアニメストア」のサービスを2016年3月23日から拡充する。アニソンミュージッククリップの提供をはじめ、アニメ専門店チェーン「アニメイト」と提携し、作品ごとに関連グッズを販売する。
対応ブラウザソフトも増えた。HTML5プレイヤーの導入によって、Google Chrome(グーグル クローム)とMicrosoft Edge(マイクロソフト エッジ)もプラグインなしでPC視聴できる。通信環境に合わせた画質の自動調整機能も付いた。機能とコンテンツが拡充される一方で、月額料金の400円(税別)は据え置かれる。
-
(写真左から)黒崎真音さん、NTTドコモ プラットフォームビジネス推進部の田中伸明担当部長
-
「見る」だけでなく、「聴く」と「買う」が加わるdアニメストア(NTTドコモ配布資料より)
-
「聴く」はアニソンミュージッククリップを約180曲追加
-
作品ページから関連楽曲にジャンプできる
-
アニメイトのオンラインショップと連携した
-
16年4月25日までオープン記念キャンペーンを実施中
-
一つのアニメ作品には通常、数百の関連グッズが存在する。写真の「ご注文はうさぎですか」の場合、800アイテムもある!
-
ページ例。上段が「シリーズ/関連のアニメ作品」、中段が「関連のアニソン」、下段が「関連グッズ」
-
特技のイラストで新サービスの要素を説明した、黒崎真音さん
-
新コンセプトは「見て・聴いて・買える」
dアニメストアは、作品数が約1600、話数が約2万9000と、定額制アニメ見放題サービの中では日本最大のコンテンツ数を誇る。スマホだけでなくPCやテレビ、タブレットに対応した「マルチデバイス」で、ドコモ契約者以外も加入できるのが売りだ。
15年度にテレビ放映されたアニメのうち139作品を配信しており、リアルタイム放送の少ない「アニメ過疎地」のアニメファンからとくに重宝されている。「2.5次元舞台映像」といって漫画・アニメ・ゲームの世界を舞台化した映像や、アニソンライブ映像の配信も行われている。
東京都内で行われた記者説明会では、NTTドコモのプラットフォームビジネス推進部、田中伸明部長が登壇した。dアニメストアの新コンセプトについて田中部長は、次のキャッチフレーズを打ち出した。
「『見て・聴いて・買える』dアニメストア」
一つのアニメ作品には、主題歌のほかキャラソンや挿入歌、サウンドトラックなど数十の関連楽曲が存在している。配信中のアニメ作品に関連するアニソンミュージッククリップを追加することで、dアニメストアは「聴きたい」というニーズに応えた。サービス開始時にラインナップしたのは180曲。アーティスト映像やテロップ非表示のアニメ映像、オリジナルコンテンツで構成される。徐々に提供点数を増やしていくという。今夏頃には、バックグラウンド再生やプレイリスト再生などの機能が追加される予定だ。
「買う」は、作品ページで人気のグッズを紹介し、「アニメイトオンラインショップ」に行くと、簡単に購入できる機能だ。オープン記念キャンペーンとして、抽選で1万5000人にアニメイトで使える1000円分のクーポンをプレゼントする。対象者はdアニメストア会員に限られ、期間は4月25日まで。