日立製作所は、西武鉄道100年アニバーサリーの集大成として、次の100年に向けたこれからの同社のフラッグシップトレインとなる、新型特急車両56両(7編成) の製作を受注したと発表した。
日立が西武鉄道から特急車両の製作を受注するのは、5000系車両「初代レッドアロー」、現在の10000系車両「ニューレッドアロー」と3代連続。3代目は2018年度からの運行が予定されている。
新型特急車両のデザインは、建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」を受賞した、世界的な建築家の妹島和世氏が担当。西武鉄道およびグループ会社の若手社員を中心としたプロジェクトチームとの間でも議論をかさね、今回のデザインコンセプトが策定された。
車両は日立が開発したアルミ製標準型車両「A-train」コンセプトにより、山口県下松市の笠戸事業所で製作される。