会うは別れの始め。会者定離(えしゃじょうり)という。会う者は必ず別れる運命にあるという意味だ。《花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ》―井伏鱒二の漢詩「勧酒」の名訳もある。小説や映画でも別れのシーンは涙を誘う。3月に入ると卒業式が始まる。巣立ちのときであり、晴れの門出の日だ。喜び悲しみ、あちこちで様々な光景がみられる。今回は出会いと別れにまつわる3冊を紹介したい。
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魅力的な人と出会うノウハウ
人脈、仲間、友達。人生にかけがえのないものばかりだ。どうやって見つければいいのか。『人生が思い通りになる出会いの魔力』(著・潮凪洋介、1404円、ビジネス社)は、魅力的な人と出会うためのノウハウを教えてくれる。
著者は過去にストレスから暴飲暴食に走り、健康を害した。そんなとき、夜の街に繰り出し、素晴らしい人と出会った。おかげでストレスが解消し、新しい友人も広がり、仕事もうまくいった。その体験から素晴らしい人と素晴らしい人脈を得ることこそが人生を切り開くための大切なことだと悟った。
エッセイスト、イベントプロデューサーとして50冊、累計150万部のベストセラーを出し、大人の社交場やクリエーターの交流のためのハウス、自由人生塾や著者養成学校など出会いの場を運営している。